
薄々そうだとは感じていましたが、子どものLINEなどの通信アプリは、どんなに長くても1日に1時間以内に抑える方がよいとの科学的検証がなされました。
東北大学が、仙台市の全小学校(5年~6年)および全中学校(1年~3年)を対象にプロジェクトを実施しました。
この『学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト』は、脳機能医学の権威である川島隆太氏が主導で行ったもののようで、有効回答数の合計は34,876名でした。
統計学的には、これは十分な分母だと思いますね。


そして、この検証結果で、驚くべきことがわかったのです。
引用させていただくと。。。
平日1日あたりの通信アプリの使用時間の長さは、勉強時間や睡眠時間を介した影響力よりも圧倒的に強く、直接的に成績を下げる方向に作用している恐れがあることが分かりました。
これは分析を行った研究チームとしても、非常に衝撃的な結果でした。
なぜなら、「通信アプリの使用によって勉強時間や睡眠時間が少なくなるから成績が落ちる」わけではなさそうだからです。
つまり、どういうことかというと、勉強時間を増やそうが、睡眠時間を削ろうが、LINEなどの通信アプリを使う時間が長くなると、【自動的に成績が下がる】といことがわかったのです!
今時LINEをしていない中学生などほとんど見かけないと思うのですが、長時間利用は百害あって一利なしということにもなるでしょう。
私はLINEはほとんどしませんし、Facebookもアカウントは凍結状態です(^_^;)
これからは親として、子どものスマホ利用については一度しっかり考えて、子どもと向き合わなければならないかもしれませんね。
詳しい資料をご覧になりたい方は、下にPDFファイル(3ページ)をごらん下さい。