
仕事柄、入試も毎年のことですので、ある意味慣れてはいるのですが、今年はかなりプレッシャーのきつかった入試でした。
まず一つに、「2ヶ月半の中学入試」を乗り越えたということがあります。
昨年11月に、公文の欽明台教室の銭本先生から、なんとかしてほしい子がいるとの連絡が。。
実は、銭本さんのお子さんは二人とも私の元教え子です。
事情を聞いてなんとかやってみようということで、それまで何の受験対策もしたことのない「素の小6生」に2ヶ月ほどで合格最低点をクリアできる力をつけてあげないといけなかったワケです。
冬期講習で特に算数のできる範囲を少しずつ広げながら「○○算」やら面積比やらがんばりました。
過去問も解きながら、少し手応えを感じてはいましたが、不安はぬぐえません。
そしてとうとう年が明けて、入試本番です。
できるだけのことはやった。後は彼女を信じて待つだけ。。
そう思いながら入試当日を迎えました。
ところがその日の朝、保護者の方からメールが。。
なんと、前日の夜から発作が起こって、今入院していると。。!!
いやあ、今年で塾生活32年目になりますが、初めての体験です。
A日程入試はこれでダメだったわけですが、体調がB日程に間に合えば、と願っていましたが、やはり体調はもどらず。。
あとは最後のC日程にかけるしかありませんが、当然合格レベルがグンと上がってしまいます。
でも、これしかありません。
彼女にとってはどうしても行きたい学校なわけでしたから。
当日は保健室受験で対応してもらい、数日後の合否結果を待っていました。
結果は。。

「念ずれば花開く」ではありませんが、なんと本当に合格してしまいました。
他の中学受験生もすべて合格通知をもらい、ホッとしました。
本当に胃が痛くなりそうでした(^_^;)
それに続く高校入試の方でも、背伸び受験になっている子も何人かいたりして、合格の可能性は信じていましたが、ハラハラドキドキでした。
でも結果的には全員無事に第一志望校に合格してくれました。よかったです!
また、我が娘も自分の行きたい志望校に合格でき、親ばかながらうれしく思っています。
一人ひとりの受験の過程を数年間にわたってたどっていくと、すべてがドラマのようです。
自分を信じて決してあきらめずにがんばれば、必ず最後には神様が味方してくれると、あらためて確信しました。
最後まであきらめずについてきてくれた生徒たちに感謝でいっぱいです。