痛いから真珠をつくる

「アコヤ貝」というのは、自分の体内に入った異物の痛みを和らげるために、それを包む成分を出しているうちにあのきれいな真珠ができるといいます。

 

人間は、偶然この真珠を発見し、それに味をしめてアコヤ貝の体内に真珠のもとになる「核」を入れて真珠を作らせることを覚えたそうです。

ちょっとかわいそうな気もしますが、物言わぬアコヤ貝は、この痛さを和らげようと必死になって真珠をつくっているんですね。

 

私たちも辛いことや困っていることがあったりすると、なんとかそれから逃れようとして努力することによって智恵がつくんです。あるいは問題解決能力が身につくんですね。

 

人間誰しもそばから見ていると幸せそうだとしても、実は何か悩みごと、困難なものを持っているものです。

大切なことは、それから決して逃げないで、それを乗り越えようと努力したり、解決に向かうことによって、「智恵という真珠」ができるのではないでしょうか。

 

ただ「痛い、イタイ」とこぼしているだけでは、いつまでも心の中に入った砂粒はもとのままで、痛みをつくり続けます。

不平や愚痴を口に出さず、原因を何かのせいにしたりしないで、早く解決する努力を行って智恵という真珠に磨きをかけるべきですね。